
BOOKS
単著
ビジネスマンのための
歴史失敗学講義
何が明暗を分けたのか
「大日本帝国」失敗の研究
政治力の衰えが敗戦を招いた
明治維新から約80年で消滅した「大日本帝国」。日露戦争の勝利など過去の栄光から一転して、大東亜戦争の敗戦へと続く”滅亡の道程”には何があったのか?「西郷隆盛に見る玉砕の伝統」「自壊する政党政治」「親日国を切り捨てる裏切り外交」など、大日本帝国が犯した”失敗の教訓”を導き出す。
「江戸大名」失敗の研究
政治力の差が明暗を分けた
泰平の世が260年以上続いた江戸時代でも、その裏では幕府や大名の熾烈な権力闘争が繰り広げられていた。本書は「福島正則と蒋介石」「田沼意次と二・二六事件」「上杉鷹山と浜口雄幸」など、江戸時代と近現代史の類例を比較する独自の視点で”失敗の教訓”を導き出す。彼らが対局を見失い、誤った道へ突き進んだ理由とは何だったのか。
「戦国大名」失敗の研究
群雄割拠篇
伊達政宗、長宗我部元親、今川義元、そして信長を裏切った多くの有力大名・・・・・・。日本各地で覇を唱えた”戦国の英雄”たちは、なぜ野望を砕かれ、天下に手が届かなかったのか?
「開国か攘夷か?」「尊皇か佐幕か?」――もはや一刻の猶予もない欧米列強の脅威と、ひたひたと忍び寄る植民地化の危機。日本の行く末を案じ、また己の権力の増強を目指して、幕府や大名、そして維新志士たちが動乱の時代を駆け抜けた。
しかし、ある者は権勢を振るった末に消え、ある者は“時代の先駆者”のまま早々に舞台から降り、またある者は、維新を完遂したところで権力を奪われた。
本書は、幕末大名たちの「強大な政治力が失われる過程」を見ながら、組織や権力が失われていくさまを、近現代の政治史と比較しながら考察する。
従来、“組織の敗因”を説明するのによく使われてきたのが、「リーダーに問題あり」とするリーダー原因説であった。戦国時代で言えば、戦国大名個人の問題と断じてきたのである。
それは一面の真実なのだが、では世に名将と謳われた者、圧倒的な権威者、有能な二世、将来を嘱望された重臣など、本来「敗れるはずのなかった者」が敗れたのは一体、なぜなのだろうか?
本書は、強大な戦国大名の“政治力”が失われていく過程を考察し、現代にも通じるリーダーが、そして組織やフォロワーが犯しがちな、失敗の要因を、近現代の政治史、政治指導者と比較しながら、考察する。
独裁者は「異常」なのか?
独裁者たちは、「悪の魅力」を持っている。人々をひきつける何かがなくては、そもそも独裁政治を敷くために政権トップになることはできない。
彼らは、見事なほど人間の弱みや劣情を知っている。そして、徹底的にそれらを利用する。慈愛よりも憎悪をあおり、劇的な変化を望む心に火をつけて乱暴な政策を提示する。
どうして彼らは政権を得られたのか、主として独裁者個人やその手法を中心に考察する。
水戸黄門は「副将軍」と言われているが、正式な役名ではない。しかし、独特の存在感で幕府に影響力を与え、幕末にも末裔である徳川斉昭は幕政を左右した。その政治力の源泉はどこにあるのか。
名君と言われる徳川吉宗の意外な失政や、忠臣蔵を政治力で解明すると見えてくる「松の廊下」の謎解き。
田沼意次と田中角栄の異様なまでの一致点、遠山の金さんの、テレビでは描かれない中央政治での活躍など、江戸の政治家の真の姿を「政治力」を使って解剖する。
普通、「国を守る」と言った場合、守るべきものは「国土と国民の生命・財産」と言われていますが、なぜ国土を守らなければいけないのか。そして、国土と国民以外に守るべきものはないのか、といった視点から、書いています。
中学生にわかるよう、なるべくわかりやすい言葉を使いましたが、内容的には、大人が子どもに説明できるよう、過不足なく記しました。
安全保障の議論をする前に、どうして守るのか、何を守るのかを、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
「比例代表制の仕組みがわからない」「民主党と自民党の違いはなに?」「投票したい候補者がいなかったらどうしよう」…答えはすべて本の中に!むずかしいと思われがちな政治のこと、楽しくカンタンに学べます。
日露戦争で、陸軍を率いてロシア軍を圧倒した兄・好古。海軍参謀としてバルチック艦隊を壊滅させた弟・真之。
明治になって、たかだか40年弱で、なぜ秋山兄弟のような世界に伍する人材が生まれたのか?
「明治日本」という国とその国民の質の高さが、秋山兄弟という軍事的天才を生み出したということは、感じ取れる。しかしそれがどうやって、具体的にどんな教育や背景があって達せられたのか。
これまで軍事的要素を中心に語られることが多かった秋山兄弟。
彼らを生み育てた明治日本という背景を考察することで、人材が生まれる社会、条件とは何かを探る。
これ一冊で政治のことがすっきりわかる!
日本の政治は、いま大きな転換期を迎えています。
本書は、現代日本の政治の過去、現在、未来を知るうえでカギになる3つのポイント、
1. 構造改革
2. 政権交代
3. 国際貢献
を、イラスト付の対話形式でやさしく解説しています。
むずかしい政治のニュースが、面白いほどわかるようになる一冊です。
>>もっと見る
昨今の国民の政治不信は、現在の政治家のふがいなさが、そのまま国民の不安につながっているとも言える。漢字が読めないなどという政治以前の問題はともかくとして、まさに現在の政治家の資質が政局混乱を招いているといっても過言ではあるまい。幕末の混迷は現代の比ではないが、その混迷の時代を駆け抜けた坂本龍馬、西郷隆盛、新選組、そして幕府側の志士たちはどのような政治意識を持っていたのか。そして彼らの政治家としての力はどのようなものだったのか。現代政治学家・政治史研究家である著者が、“人間力”の視点から、幕末志士と現代政治家の違いや、彼らの活躍から国家救済のヒントまでを鋭く読み解いていく。
過酷な時代を生き抜いた「政治的判断力」に学ぶ
時代を正しく認識することは、未来を正しく見据えることにつながる。戦国という、人間が生き残るにはあまりにも過酷な時代の中で、武将たちはどのような判断基準から自身の去就を決めたのか。文献だけでは見えて来ない、戦国大名たちの「政治的判断」を、現代の政治学の目を通して概観してみると、新たな戦国史が見えてくる。
仕事でも恋愛でも友人関係、家族関係でも、「人の心を掴む」のはとても難しいことです。中でも政治家という職業は、人の心を掴み、時に揺り動かしていかなければ、仕事が進まない職業の一つでもあります。
そこで。
明治から昭和にかけての有名な8人の政治家に登場してもらい、彼らがどんな方法で人々の心を掴み、揺り動かしたのか、具体例満載で活写致しました。
歴代総理との比較を中心に、なぜ平成17年9月の総選挙に小泉自民党が圧勝したのかを分析しています。ご一読戴ければ幸いです。
政治をこんなにやさしく語っていいの?!
20世紀初頭10倍の大国ロシアを破った日露戦争をとおして、21世紀初頭からの日本のあり方と行方を解剖する。