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どうして、国を守らなければいけないの?

経済界 リュウ・ブックスアステ新書 (2010)
800円+税

ISBN-10: 4766711025

ISBN-13: 978-4766711028

どうして、国を守らなければいけないの?

ある会合で、中学生の子から、「いろいろお話しはわかったけど、でも、どうして国を守らなければいけないの?」という質問を受けました。私はこの言葉に衝撃を受けました。

 

一つは、子どもたちは社会科の授業の中で憲法の中身や自衛隊について学んでも、そもそも、「なぜ国を守る必要があるのか」、ということを教えられていないという事実です。

 

もう一つは、教える大人たちも、漠然とした答えしか持っていない、という現実です。

 

私は、軍事力の是非を論じる前に、憲法改正の是非を議論する前に、なぜ国を守るべきなのかという話を知る必要があると感じました。

 

普通、「国を守る」と言った場合、守るべきものは「国土と国民の生命・財産」と言われていますが、なぜ国土を守らなければいけないのか。そして、国土と国民以外に守るべきものはないのか、といった視点から、書いています。

 

中学生にわかるよう、なるべくわかりやすい言葉を使いましたが、内容的には、大人が子どもに説明できるよう、過不足なく記しました。

 

安全保障の議論をする前に、どうして守るのか、何を守るのかを、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

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